顎変形症
他の矯正医と全く異なる方針となった17歳の女性(下顎手術例)
<症例情報まとめ>
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主訴下あごが出ていて、下あごの形が悪く、顔が長いこと
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診断名Skeletal Cl III Cross bite(骨格性反対咬合)
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年齢17歳
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主な装置マルチブラケット装置、顎間ゴム、保定装置
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抜歯部位なし(非抜歯)
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治療期間1年5か月
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治療費健康保険適用
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リスク歯肉退縮、ブラックトライアングル、歯根吸収、顎関節症状等
小学生の頃からあごのバランスの改善を他の矯正医のところで行っていて、永久歯に生え変わったので小臼歯を抜いて噛み合わせの治療を行なう予定としていた17歳の女性です。
小臼歯の抜歯を頼まれた歯科医師が治療方針に疑問を感じて他の矯正医の意見を聞くようにと薦めて当方を受診されました。
この方の気にされている点は下あごが出ていて、下あごの形が悪く、顔が長いことでした。
小臼歯を抜く治療法ではこの方の気にされている点が改善されないばかりか下の前歯を後方に倒すことになるので下あごの前に出たイメージが強調される危険性があります。
そこで小臼歯は抜かずに顎変形症の治療を行ないました。
動的矯正治療期間は17ヶ月(手術前矯正治療 13ヶ月 手術後矯正治療 4ヶ月)
顎変形症の治療後です。
▲治療前 | ▲治療後 |
骨格性下顎前突の外科的矯正治療を行なうことによって、表情はやわらかく、やさしい印象になることを多く経験しています。